DRAMBUIE 1/20
毎日冷え込む日が続いていますね。
ことさら寒い今年の冬。
暦では明日が「大寒」
皆様、
体調崩されないよう
お気をつけくださいね。
さて本日は
「ドランブイ」
というリキュールのご紹介。
スコッチウイスキーをベースに
ハーブ・蜂蜜・香草類を配合した
甘く、複雑な香味をもつリキュール。
実はこの「ドランブイ」は英国王家で
代々受け継がれてきた”秘酒”でした。
その秘酒が市販されるようになるには
歴史的なエピソードがあります。
1745年、
英国で王位継承のための
戦いが勃発しました。
当時のチャールズ・エドワード王子は
兵を挙げ
エジンバラという所まで進撃した後、
戦いに敗れました。
この時、
敗れたチャールズ王子を助けたのが
地元の豪族、マッキノン家でした。
当時、
チャールズ王子には30000ポンドもの
賞金が懸けられていたにもかかわらず、
マッキノン家では忠誠を貫き
王子をフランスへと
無事亡命させることに成功しました。
その後チャールズ王子は
マッキノン家への感謝のしるしとして、
王家伝統の「ドランブイ」
の製法を授けました。
これがドランブイの歴史の始まりです。
とはいえ、
授かった秘酒をすぐに商品化しては
王子に失礼と考えたマッキノン家の人々は
これを一族の間だけで伝えていくことになりました。
・・・
時は流れて約200年後の1906年
マッキノン家の子孫が伝来の製法をもとに
ドランブイを復活させ販売、
ここにおいてドランブイがようやく
日の目を見るようになったのです。
そして現在でもそのラベルには
「チャールズ王子のリキュール」
の文字が明記されているのです。
飲み方としては、
食後酒としてストレートでも
スコッチウイスキーを加えて
有名なカクテル「ラスティ・ネイル」
としても。
またこの寒い時期におすすめなのは
お湯で割って
レモンやスパイスのクローヴを加えた
「ホット・ドランブイ」
とろりとした飲み口で
体の芯から暖めてくれます。
「ドランブイ」という言葉の意味は、
ゲール語で
「心を満たす飲み物」。
ほっと一息
かつての秘伝のリキュールで
満たされてみませんか?